ひよこに蝉を食べさせる母鶏
(ニワトリのお母さんは、栄養豊富な蝉を捕まえて我が子に砕いて与えます)
雄鶏が芋虫を捕まえた
(大きな芋虫を捕まえて横取りされないように走る雄鶏くんは、無事に食べられました)
トカゲを捕まえた雌鶏さん
(貴重な獲物、大好物のトカゲを捕まえた雌鶏さん)
ヘビを捕まえた雌鶏さん
(超レアな獲物、体長50cmほどのヘビを捕まえた雌鶏さん)

雑食のニワトリは、蝉やカナブン、トカゲ、芋虫を食べます

我が家のニワトリ達の主食は、“配合飼料と玄米(くず米)”です。その他には、なるべく“野菜”を与えるようにしていますよ。加えて、放し飼いのニワトリ達は、暖かい季節に庭の“雑草”も食べます。

ニワトリは、何でも食べる“雑食”です。草や野菜、穀物しか食べない草食だと思っている方が多いようですが、小動物を好んで食べますよ。ケージで飼っていたり、屋内飼育では見られない光景ですが、ニワトリは、蝉やカナブンなどの昆虫、両生類や爬虫類を捕まえて食べます。ニワトリ達は、地面を足爪でカキカキして掘るのが仕事のようなものです。ミミズや芋虫、昆虫の幼虫を掘り出して食べます。植え込みや草むらに棲む好物のトカゲを捕まえて食べることもあります。体長1mを超える蛇を警戒して近付かないニワトリ達ですが、50cmくらいの小型の蛇ならば捕食の対象です。歯がないニワトリは、丸飲みが基本です。丸飲み可能な長さ、70cmくらいの長さの蛇ならば食べてしまうかも知れません(笑)。

雑食だから、昆虫やトカゲのような小動物を食べることには驚きません。しかし、硬い昆虫を丸呑みするのには、ビックリですね。大きなアブラゼミも丸呑みしちゃいますよ。鶏には歯がないから噛む潰すことができません。その代わり、予め飲み込んだ小石や砂を使い、消化器官“砂のう(砂肝)”が硬い食べ物をすり潰す構造になっています。1枚目の写真は、子供にアブラゼミを与えるお母さんニワトリの写真です。下記に一部始終の映像も掲載しています。小さなヒヨコに与える時にはクチバシで小さく砕いて「ほら、食べな〜」とやるけれど、自分が食べるときに丸飲みです。大人の鶏には、強靭な砂のうがあるから硬い獲物でも砕いて消化できます。

ニワトリは、昆虫や小動物が大好物です。しかし、必ず与えなければいけない食べ物ではありません。小動物を食べて得られるタンパク質は、配合飼料にも含まれていますので、与えなくても問題ありません。もし「ニワトリに何か喜ぶ食べ物をご馳走したい」「誕生日を祝いたい」というなら、安全な飼料として販売している幼虫“ミルワーム”や、我が家でもご馳走している“小魚、アサリ、エビ”などをご馳走するといいです。

最後に注意点を1つ。昆虫や小動物は“寄生虫(回虫など)”を宿していることがあります。とくに土壌内に住むミミズには、回虫が寄生している場合が多いようですよ。放し飼いのニワトリならば、飼い主の目を盗んで捕食してしまうから防げません。屋内やケージでニワトリを飼育している場合、むやみに野生の昆虫や小動物を与えない方がいいのかも知れません。この辺りは、飼い主さんの判断になります。

ミルワーム
鶏のご馳走ミルワーム
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YouTube動画“4日目のひよこに蝉を食べさせる母鶏〜名古屋コーチンの親子〜”
次のURLです:https://youtu.be/rWoenhIkFbA
ニワトリのお母さんがアブラゼミを捕まえて我が子に砕いて食べさせる映像です。


YouTube動画“雌鶏がヘビを捕食〜名古屋コーチンが毒蛇マムシか青大将を丸飲み〜”
次のURLです:https://youtu.be/Obl21urprxw
なんと、体長50cmの蛇まで食べちゃうニワトリ達の貴重な映像です。


YouTube動画“ニワトリは虫が大好物〜ブドウ棚から落としたカナブンを食べる〜”
次のURLです:https://youtu.be/Mp80LdtMNQY
ニワトリはカナブンも好物です。硬いカナブンを丸呑みしますよ〜。


YouTube動画“芋虫を捕まえたに若雄鶏〜青虫を咥えて全力疾走・逃走〜”
次のURLです:https://youtu.be/EnjUgI3ntIc
大きな芋虫を捕まえた若い雄鶏が、奪われないように逃げ回る映像です(笑)。


YouTube動画“トカゲを捕まえた雌鶏さん〜希少なご馳走のカナヘビをパクリ〜”
次のURLです:https://youtu.be/Gg-eCZehUWY
食べ尽くして絶滅危惧の獲物、トカゲを捕まえた雌鶏さんです。

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