
ニワトリの飼料保管は、フタ付きゴミ箱がちょうど良い
鶏の飼料保管に、2つのバケツ(ゴミ箱)を使い続けています。 左側の緑の箱には、成鶏向けの配合飼料が最大で20Kg入りますよ。 容量45リットルのゴミ箱は、飼料保管にちょうど良いサイズです。 農協やホームセンターで販売する一般的な配合飼料(20Kg入り袋)がピッタリ収まるので重宝しますよ。 フタをなくしてしまったので、木製蓋を付けて虫やネズミ侵入対策をしました。
右側の灰色バケツ(こちらもゴミ箱)は、ニワトリ向けの玄米(くず米)を保管しています。 葉が混入したり、虫が食べたり、さまざまな理由で“玄米”として販売されなかった米ですよ。 “くず米”や“こざけ”と呼ばれていて、日本酒や煎餅等の原料、家畜の飼料として安価に販売されます。 配合飼料にこのくず米を混ぜて、ニワトリ達に食べさせますよ。 くず米はアマゾンや楽天などのネットショップ、稲作農家、JA(農協)から購入できます。 稲収穫の季節、9月や10月に多く出品され、他の季節に品薄になるようです。 米を食べる虫が入らないように、しっかりとフタを閉めましょう。
余談ですが、名古屋コーチン7羽を飼育していた時、1ヶ月間に配合飼料20Kg強と、約6Kgのくず米を食べていました。 スズメが盗み食いする量、カスとして廃棄する量も含みますが、年間に300Kg以上を食べる計算になります(笑)。 その他にも、たくさんの野菜や庭の雑草、おやつを食べているから凄い量になりますね。 大人の名古屋コーチンは、雄鶏4.5Kg、雌鶏4Kgくらいの体格です。 大きめのニワトリだからという理由もありますが、人間でも1家族が300Kgの穀物を1年で消費するのは至難の業だと思いました(笑)。

配合飼料の保管箱のフタと内部
大きめのゴミ箱を配合飼料の保管箱に利用しています。 フタを紛失してしまったので、木製の板で製作しましたよ。 箱から簡単にずれ落ちないように、裏側に木材を打ち付け箱の枠に引っ掛かるようにしています。 重量もあるから、猫でも開けられないでしょう。 しかし、小さな虫に入られて巣を作られてしまうこともあります。 玄米に付く小さな蛾(ノシメマダラメイガ)の幼虫が主に入りますね・・・。 別途記しますが、“米びつ用虫除け”を使って追い払っています。 虫や汚れ対策に、飼料を家庭用ゴミ袋に入れて箱に収めています(1回使い切ったらビニール袋を交換して清潔に保つ)。 虫除けが効かなかったり害虫が大量に発生したのなら、“ドライアイスを利用した殺虫駆除”がお勧めです。
ちなみに、虫食い被害に遭わなくても配合飼料は高温で傷みます。 日本の気候の場合、6月〜10月の高温多湿によって、1ヶ月くらいで傷み始めますよ。 寒い冬季の“まとめ買い”は良いのですが、夏季に常温保管する場合には、1ヶ月以内に食べ切れる量だけを購入しましょう。

玄米(クズ米)の保管箱
玄米(クズ米)の保管箱は、ズバリ“ゴミ箱”です(笑)。 新品のゴミ箱を購入したから汚れていませんよ〜。 このゴミ箱は、「カチャ」っと閉まるフタがついているので、保管箱として優れています。 こちらも家庭用ごみ袋にクズ米を入れて箱に収めていますよ。
配合飼料の保管箱が古くなったら、このタイプのゴミ箱に買い換え予定です。 ニワトリ達に食べさせる配合飼料とクズ米の割合は、入手できたクズ米の量によって変えています。 例えば、30Kg袋を3つ入手の年には、1ヶ月に7〜8Kgを混ぜてやりますよ。 配合飼料とクズ米の比率は、2対1や3対1でしょうか。 寒い冬季に栄養が必要な時には、クズ米の割合を増やすことがあります。 ちなみに、玄米好きなニワトリは、クズ米の比率を増やすと喜んで食べるようになりますよ(笑)。
このクズ米は、家畜の飼料用に安価に販売している玄米です。 虫食いになったクズ米もあるから、直ぐに食べさせない分を保冷庫(冷蔵庫)に保管するのが最善です。 コクゾウ虫は玄米に付く小さい虫です。 玄米に付く蛾(ノシメマダラメイガ)にも共通して言えますが、冷やすと活動を止めますよ。 虫食いによる劣化を防ぐ意味で、保冷庫のような“冷たい場所に保管”するといいでしょう。
玄米として販売できない規格外のクズ米は、ハズレ品もあります。 そもそも“ハズレ”として販売している訳ですから当たり前で、状態のよいクズ米だった場合が“当たり”なのでしょうね。 そうだったとしても、酷い虫食いや古い米は、傷みも早いから保管に本当に悩まされます・・・。 大きな保冷庫(業務用冷蔵庫)があれば、30Kgの米袋も収納できて劣化を防げるけど、一般家庭には対策は難しく、ハズレ品の時には困ります(苦笑)。
ちなみに、元から虫食いのクズ米には最善の対策ではありませんが、“米びつ用虫除け”が幾らか役に立つかも知れません。 虫除けが効かなかったり害虫が大量に発生したのなら、“密封してドライアイスを入れると殺虫駆除”できるからお勧めです。 ところで、ノシメマダラメイガやコクゾウムシは、厄介な害虫に間違いありません。 しかし、玄米や配合飼料に“農薬の残留がない”ことの証だとも言えますね。 「農薬がないから虫が付く」と安心しながら、厄介な虫の対策をしましょう。

保冷庫(冷蔵庫)は、虫と高温多湿対策に最適
写真は、我が家の“玄米用保冷庫”です。 玄米を最大で7俵(30Kg袋を14袋)収納できますよ。 玄米に付いた虫を低温で活動停止にして“虫食いを防ぐ”目的と、高温多湿から“玄米の腐敗(カビ被害)”を防ぐ目的の保冷庫です。 10度以下の低温に保つことができるので、玄米向けの冷蔵庫と言えるでしょう。 常にペットショップから購入できる配合飼料は、自宅に1年分などをストックする必要がありません。 しかし、9月に1年分を一括購入するクズ米は長期保管が必須になります。 保冷庫は有り難いですね!
米収穫の直後、9月や10月は、1年分を一括購入した(人間向けの)玄米で、保冷庫の8割や9割が埋まります。 そんな状態ですが、空いたスぺースに“クズ米”と“配合飼料”を入れて冷やしていますよ(笑)。 高温多湿が顕著になる6月〜8月の期間、人間向け玄米は、食べ進んで半分以下の量になっているから、余裕でニワトリ向け飼料を保管できています。
YouTube動画“クズ米の保管・鶏の餌〜保冷庫で玄米の害虫対策〜”
次のURLです:https://youtu.be/zR-e4VQYQ-E
玄米保冷庫を分かりやすく動画にしました。