鶏のヒヨコのご飯
(ペットショップからお迎えしたばかりのヒヨコちゃん、生後5日くらいの幼雛)
ニワトリの雛向けの配合飼料
(生後1ヶ月くらいまでは、粒の小さな“幼雛”向けの配合飼料を与えましょう)
ニワトリの雛も野菜
(ヒヨコには野菜も大事です。可能なら毎日、小松菜や大根葉を刻んで食べさせよう)

生後1ヶ月までのヒヨコには“幼雛向け飼料”を与える

ニワトリのヒヨコちゃんには、3段階の呼び名があります。 産まれてすぐの幼いヒヨコは“幼雛”ですよ。 一般的に「ヒヨコちゃん」と呼ばれるのは、この幼雛だと思いますね。 幼雛は、生後4週(1ヶ月)までの呼び名です。 次に、生後4週から10週(2ヶ月半)までの大きくなったヒヨコちゃんを“中雛”と呼びます。 中雛になると、見た目は一般的な“ヒヨコちゃん”ではないかも知れません(笑)。 最後に“大雛”ですが、眼つきも鋭くなって「この子はニワトリでしょ?」と思う人も多いかも。 大雛は、生後10週から20週(5ヶ月)、あるいは24週(6ヶ月)までの若いニワトリさんですよ。

ヒヨコは、人間の子の成長期と同じく“育ち盛りの食べ盛り”です。 どんどん食べて、毎日大きくなっていきますよ。 1週間もすると1回りや2回り大きく育つくらいだから、栄養もたくさん必要です。 餌箱が空になったら直ぐに新しい飼料をあげましょう。 注意点は、ヌカのような“粉成分”を食べ残すこと。 「まだ餌が残っている」と思わず、残りカスの粉成分を廃棄して新しい飼料を与えて下さい。 事前に1日間に食べる量を観察しておいて、朝に飼料をたっぷり“餌入れ”に入れて外出すれば、留守にしても1日分に足りると思います。

初めに“幼雛”に食べさせる餌について説明をしましょう。 上記のとおりヒヨコには3段階あり、各段階に合わせたヒヨコの飼料が販売されています。 生後1ヵ月くらいまでの“幼雛”には、幼雛向けの小粒な配合飼料を与えましょう。 “幼雛用”と明記していない場合には、「0〜4週齢用」「生後4週間以内のヒナ用」と記された飼料を選べばいいです。

幼雛向け配合飼料のほかには、刻んだ野菜を与えて下さい。 成鶏や小さなヒヨコに関わりなく、野菜はニワトリに必要で大切な食べ物です。 与え過ぎも問題がありますが、食べ切れる量を毎日でも与えて下さい。 野菜は、大根や小松菜などを細かく微塵切りにして食べさせるといいです。 大人のニワトリが食べてもよい野菜”を参考に与えて下さい。 “ニワトリに与えてはいけない食べ物”にも注意して下さいね。

飲み水は、毎日、綺麗な水に交換して下さい。 ニワトリの習性から、ヒヨコちゃんも足でカキカキやって飼料や糞を周辺に飛ばしてしまいますよ。 飲み水の中にも飼料や糞が入ってしまい、汚れることが日常茶飯事です(苦笑)。 見た目が綺麗でも、毎日、容器を洗って水を交換してあげましょう。 この事は、餌の容器についても言えます。 とにかく、餌入れや飲み水を清潔に保ちましょう。


YouTube動画“ひよこの飼育方法【幼雛編】〜生後4週間くらいまで保温に注意〜”
次のURLです:https://youtu.be/Pf_ISM8tcgk
5月頃に小さなヒヨコちゃんを飼育する方法です。餌やりも参考になるはずです。

幼雛の餌
幼雛の飼料を探す
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幼雛の水飲み
幼雛の水飲み
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鶏のヒヨコに飼料をすり潰す
(ヒヨコ向けに、大人の配合飼料をすり潰しても良いけど、手間が掛かって大変・・・)
ニワトリの雛にすり潰した餌
(すり潰した配合飼料が完成!でも、ヒヨコ飼料を買ってきた方が楽でした)

ヒヨコ向けに成鶏用飼料をすり潰しても良いけれど・・・

2015年に我が家の雌鶏さんが卵を孵しました。 誕生したかわいいヒヨコちゃんを“夏”と命名しましたよ。 大抵のことは、母鶏が夏の面倒をみてくれるから手が掛かりません。 しかし、食べ物だけは、夏が苦労しないように成鶏用の配合飼料をすり潰して細かくしてやりました(写真)。 すり鉢とすりこぎ棒を使いゴリゴリと手作業で砕きます。 配合飼料の成分、トウモロコシやクズ米が硬くてなかなか砕けず、30分〜1時間くらい掛かってしまいましたね(苦笑)。 やっとの思いで作ったのは、300gほどでした。

母鶏とヒヨコの夏の餌入れに、すり潰した餌を入れてやります。 親子は、1日に200gや250gを食べますよ。 労力を費やして作った“ヒヨコ向け飼料”だけで賄うと、あっという間に尽きてしまいますね・・・。 そこで、母鶏には大粒の成鶏用配合飼料を混ぜてやりました。 その結果、すり潰した粒を夏が、大きな粒を母鶏がちゃんと食べてくれましたよ。 「大成功!」かな・・・?

臨時なら上記のように成鶏向け配合飼料をすり潰しても良いです。 しかしながら、手作業で飼料300gを細かく砕くのに、30分や1時間を要してしまいますよ。 時間と労力を考えると、素直に“幼雛用飼料”や“中雛用飼料”を購入した方がいいでしょう。 値段が幾らか高くても、購入した方が絶対に楽です(笑)。

鶏のヒヨコのご飯
(顔がニワトリっぽくなってきた、生後1ヶ月くらいの名古屋コーチン“中雛”)
ニワトリの雛向けの配合飼料
(生後1ヶ月から2ヵ月半くらいまで、“中雛”向けの配合飼料を与えましょう)
ニワトリの雛も野菜
(1ヶ月を過ぎた大きなヒヨコにも、可能なら毎日、小松菜や大根葉を食べさせよう)

生後1ヶ月から2ヶ月半までのヒヨコには“中雛向け飼料”

ヒヨコの成長は、すごく早いです。 生後1ヶ月もすると写真のように大人の顔つきになりますよ。 でも、声はまだ「ピョピョ」の甘えん坊なヒヨコちゃんです(笑)。 生後4週から10週(2ヶ月半)までのヒヨコを“中雛”と呼び、飼料には幼雛と比べて大粒の“中雛向け飼料”を与えましょう。 「中雛用」のほか、「4〜10週齢用」と記された飼料を選べばよいです。 幼雛から大きく育って“食べ盛り・育ち盛り”になった中雛は、食べる量も増えるます。 体格に合わせて飼料の量を増やしましょう。

幼雛の頃と同じく、野菜をたくさん食べさせましょう。 生後1ヶ月にもなると、クチバシの力も強くなり、微塵切りにしなくても柔らかい野菜を食べられるようになります。 微塵切りでも良いけど、小松菜などの柔らかな野菜を丸ごと吊るしてあげても問題ありません。

水もたくさん飲むようになるから、小さな頃の水飲みでは不足するかも知れません。 数羽飼う場合には、容量が大きな“サイホン式水飲み”がお勧めです。 2リットル用は、成鶏になっても継続して使えます。

幼雛の頃と比べて、食べる量がグンと増えます。 餌箱に飼料が少なくなったら追加して、空にならないように心掛けますよ。 与える野菜の量も増やしてあげましょう。


YouTube動画“ひよこの飼育方法【中雛&大雛編】〜生後1ヵ月以降の育て方〜”
次のURLです:https://youtu.be/hkFijW31gKM
1ヶ月を過ぎた大きなヒヨコの飼育解説動画です。3ヶ月頃から大人の配合飼料でも良いですよ。

中雛用の配合飼料
中雛むけ配合飼料
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中雛と大雛向け水飲み
中雛〜成鶏用サイホン式水飲み
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3ヶ月経った大雛
(生後3ヶ月の名古屋コーチンは、こんなに立派に育ちましたよ)
成鶏用の配合飼料
(生後3ヶ月を過ぎたら、“大雛向け”のほか、“成鶏用”の配合飼料を与えてもいいです)

見た目はニワトリ!それでも、生後5ヶ月くらいまでは大雛

生後3ヶ月も経つと、容姿は“小さなニワトリさん”ですね(写真・上)。 雄鶏は、体つきもガッチリとして、鶏冠が大きく赤く目立ってきますよ。 それでも声は、まだ「ピョピョピョ」と可愛い鳴き声です(笑)。 ときどき、「コォォ〜」と声変わりのような鳴き声になりますが、養鶏界では“大雛”として扱いますよ。 生後10週から20週(約5ヶ月)、あるいは24週(約6ヶ月)の期間が大雛です。 私としては、“若鶏”(=大雛)と呼んでもいいと思っています。

理想をいえば、大雛用に販売される“大雛向け飼料”を与えるのがよいでしょう。 しかし、生後3ヶ月くらいに育てば、大人と同じ配合飼料を食べても大丈夫だと思います。 我が家では、生後3ヶ月目くらいから成鶏向け配合飼料を与えていますよ。 名古屋コーチンという大きめなニワトリだというのも関係するのか、お腹を壊したり食欲をなくす不調はありません。 しかし、成鶏が1Kgくらいの小柄な種類の大雛だと、大雛向け飼料を与えるべきかも知れませんね。 この辺りは、飼い主さんの判断になります。

大雛になっても野菜は大事です。 幼雛や中雛だった頃と同じく、毎日でも野菜を食べさせましょう。 大雛になれば、大人のニワトリと同じように野菜を与えても大丈夫です。 “野菜が大好きなニワトリさん”のページを参考にして下さい。 大人向けの配合飼料(玄米)については、“鶏の餌は、配合飼料と玄米(クズ米)”が参考になります。

生後5ヶ月を過ぎれば、ヒヨコではなく“成鶏”です。 与える飼料は、大人向けの配合飼料になりますよ。 そして、早い子だと、生後5ヶ月目や6ヶ月目で卵を産むようになります。 卵をたくさん産む種類(雌鶏さん向け)とそうではないニワトリの種類で少し成分が違いますが、基本的には(小さな違いを気にせず)“成鶏用配合飼料”を与えればいいです。 この点については、“カルシウム不足の雌鶏さんには牡蠣殻”のページを参考にして下さい。

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