名古屋コーチン一家の成長記録/子育て後編
2004年7月11日 一人で遊べるもんね!(生後1ヶ月半ほど)

5月末から6月にかけて誕生した3羽のひよこ達は、すくすくと育ちました。 翼も立派になって“にわとり”らしい容姿になっていますよ。 お母さんコーチンの姿が見えなくなると「ビィービィービィー」と泣いていた頃がずっと昔のようです。 泣き虫だったヒヨコ達は、トンボやスズメや蝶々を追い掛けるヤンチャに育ちましたよ。 周囲の色々なものに興味津々な毎日です。 人間に例えると、小学生高学年くらいの年齢でしょうか。 育ち盛り、遊び盛りの子供達です。

3羽の子供達が思うままに遊びに行くと、後ろから母コーチンが様子を伺うようについて行きます。 仲良し兄弟は、だいたい3羽が一緒に行動をしていました。 バラバラにならないことは、お母さんコーチンにとって、余計な心配が増えないから楽でしたね。 しかし、生後1ヶ月半頃から、遊びに夢中になると3羽がバラバラになることが多くなってきました。 監視の目が届きにくいから、お母さんコーチンは心配だったでしょうね・・・。 別の見方をすれば“たくましく成長した”という事なので、嬉しいことかも知れません。 しかし、野鳥の巣立ちの時期に巣から転落したり、上手く飛べずにカラスや猫にやられて命を落とすのと同じく、一番危険な時期です。 お母さんコーチンは、子供達に危険が及ばないかを警戒して“目を離せない毎日”でした。

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2004年7月17日 他の大人がいない時に3羽で仲良く食事!(生後2ヶ月弱)

ひよこ達はすくすくと育ってます。 しかし少し困った事も起きています・・・。 今までは、お母さんコーチンと一緒に4羽で行動していました。 母コーチンは、他の大人コッコと接触を避けていたようですが、子供たちの単独行動が増えると同時に、他の大人コーチンと接触する機会も増えてきたのです。 その結果、他の大人から突かれてしまうのです。 幸い、怪我はしてません。 その度に「ギャー」と泣いてしまい、悲鳴を聞いた母コーチンが飛んで来て、子供を苛めた大人コッコを威嚇して追い払っています。 ちなみに、お母さんは父さんコーチンにだけは甘いようで、子供の仕返しをしません(笑)。 早く群れの一員だと認識してもらえるといいのだけど・・・。 仲良く一緒に暮らして欲しいのですが、少し時間が掛かりそうですね。 それから、子供達の性別はまだ分かりません。

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2004年7月19日 暑い毎日には、お昼寝がいいね!(生後2ヶ月弱)

真夏の炎天下、子供達は、お母さんに連れられて涼しい昼寝スポットにやって来ました。 強い殺人的(笑)な日差しに、遊びはお預けのようです。 お母さんコーチンが見守っているから、子供達は安心してお昼寝ができますね。

暖かい羽毛に覆われたコッコは寒さには強いです。 しかし、暑さには弱いですよ。 養鶏場で数千羽や数万羽単位のニワトリ達が、夏季に熱中症で死んでしまうニュースが流れます。 「冬季に凍死した」というニュースを耳にしたことがないから、コッコにとって夏は要注意の季節だといえるでしょう。 今年の春に産まれた子の子達は、夏と冬を経験すれば“一人前”の立派な鶏です。 最初の辛い夏季を生き残れれば、(今後の)季節が原因の不調には、体力的にも乗り越えられると思います。

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2004年8月8日 男子は冒険好き、でもお母さんは心配(生後2ヶ月半)

この頃になると、なんとなく子供達の性別が分かってきました。 ハッキリ分かるのは少し後でしたが、尾羽が伸びている子が2羽いて、どうも雄鶏のようです。 雄鶏が複数だと、あとあと喧嘩で苦労させられそうです・・・(笑)。 そして、ときどき1羽が消えるのです(笑)。 虫でも捕まえようと木陰に潜っているのだろうと、気には留めていませんでした。 しかし、ある時、裏門から心配そうに外を伺う母コーチンを見掛けたのです。 外が気になるようで、「コッコッコッ・・・」と鳴きながら門に沿って右往左往していました。 もし門が開いたなら、今にも飛び出しそうな勢いです。 門の格子の隙間は、小さな子供達が通れる幅でした。 ひょっとすると・・・。

お母さんコーチンに代わり、私が門の外を確認しに行きました。 すると、予想通りに、ずっと向こうにひよこちゃん1羽を発見(写真)! 2軒隣の空き地で穴を掘ってました(笑)。 私が迎えに行くと、毎日通って慣れている道のようで、母親が待つ自分の庭へひょこひょこと歩いて帰って行きましたよ。 待っていた母コーチンは、ひよこの顔を覗き込み、ホッとした表情でした。 庭を抜けて遊びに行っていたのは、この子だけのようです。 尾羽が長いから雄鶏なのでしょうね。 男の子は、どうしても好奇心旺盛、冒険好きなのかな?

冒険好きなこの子が歩いていた道は、住宅地の裏道りです。 近所の人がよく歩いています。 もしかすると、「あら、可愛いひよこちゃんね〜」と、美味しい物をご馳走になっていたかも知れませんね(笑)。 猫や犬に襲われなかったのもご近所さんのお陰かも知れません。 お母さんコーチンを心配させないためにも、対策として裏門を封鎖することにしました。 この日のうちに、裏門にネット(金網)を張りましたよ。 もう小さなヒヨコも抜けられません。

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2004年8月11日 甘えん坊さんです。4羽で寝るのは厳しい季節(生後2ヶ月半)

子供達は、また一回り大きく成長しました。 しかし、まだ一人では寝れない甘えん坊さん達です(笑)。 真夏の熱帯夜、お母さんのお腹の下に潜るように寝ていますよ。 お母さんは暑苦しいようで、中腰になって空間を作って熱気を拡散させていました。 子供達が大きくなっても甘えてくるのは、お母さんコーチンにとっても嬉しいのかもしれませんね。 明日も楽しいお散歩が待ってます。 たくさん寝て、また親子4羽で遊びましょうね! でも遠くに行くと心配されちゃうから、気をつけてね〜。

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2004年8月16日 新しい大きな餌箱を製作(生後2ヶ月半)

コーチン一家は、いま現在、大人5羽と子供3羽です。 子供3羽は成長期ですから、毎日大きくなっていますよ。 そして、少しずつ餌箱が窮屈になってきました。 そこで、子供達が成鶏になる頃を見据え、余裕を持って食べられるように、2倍の大きさの餌箱を製作しました。 新しい餌箱は、長さ95cmです! 早速、餌を入れて食べさせてみたところ、子供達とお父さんが一緒に食べ始めました。 いつもなら、「子供は後に食べなさい!」と怒られるのですが、この餌箱ならば大丈夫のようです。 新しい餌箱に慣れてくれたことも良かったです。

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2004年8月21日 お父さん、お嫁さんに怒られちゃうよ〜(生後3ヶ月半)

お父さんコーチンが妻子の暮らす別宅へやって来ました。 しかし、今日もお散歩に出掛けて留守です。 すると、また入っちゃいました! 父親の愛情表現なのか、単純にこの産箱が気に入っているのかを知りませんが、写真のような行為をしています(笑)。 父コーチンは、定期的に妻子の寝床に入るのが日課になっているようですね。 この日、ストレッチ不足で体が硬かったのか、小さな産箱に完全には収まり切りませんでした(笑)。

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2004年9月4日 見た目は大人といえるくらいに成長しました(生後3ヶ月半)

にわとりの成長は本当に早いですね。 生後3ヶ月半ほどになった子供達は、見た目は親鶏と同じくらいです。 まだ声は、「ぴよ ぴよ ぴよ」と可愛いですよ。 体重は、大人の雌鶏さんの1/3程度でしょうか? お父さんと比べると1/5くらいです。 しかし、親鶏たちと比べると性別が分かるのが遅かったように思います。 8月と9月は、まだハッキリと顔で雌雄が分かりませんでした。 尾羽の違いは現れていて、立派な2羽が雄鶏だと分かりましたよ。

生後3ヶ月半頃は、兄弟のじゃれ合いが増えました(写真)。 2羽の雄鶏、長男と末っ子で兄弟喧嘩のような事をやっていましたよ。 ほかの大人に子供が虐められると、怒って仕返しをするお母さんコーチンは、兄弟のじゃれ合い(喧嘩?)に無反応です。 男子の成長には必要なことで、お母さんは知っているのでしょう。 女の子と思われる真ん中の子は、じゃれ合ったりしません。 性別でこの頃から性格も違ってくるのでしょうね。 この女子は、兄と弟が喧嘩のような事をすると、お母さんの隣で心配そうに眺めています(写真・上)。

写真は、睨み合いの後に首相撲のような状態になった場面です。 大人の雄鶏同士の喧嘩は、飛び蹴りや突進が多いです。 この子達のこの行動は、そういった大人になってからの喧嘩の練習や、猫や犬との戦いに備えての訓練かも知れません。 そろそろ親離れ、子離れの時期かも知れませんよ。

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2004年9月20日 お母さんに見守られて安心だね(生後4ヶ月弱)

今日も3兄弟をお母さんが見守っています。 子供達が昼寝したり、砂浴びをしたり、羽繕いをする時、お母さんコーチンが周囲に目を光らせて警戒しますよ。 そして、男の子は「ピヨピヨ」から「コォコォ」や「オエコッココッ」といい始めて、声変わりと雄叫び練習中です。 男の子達は、まだ雄叫びをちゃんと鳴けません。 人間のおじさんがむせるような声を出して練習を頑張っています(笑)。 この練習中の声、初めて聞く人には本当に人間の咳払いに聞こえるかも知れませんね。 私も父コーチンが幼い頃、2年くらい前にオジサンだと間違えましたから・・・(笑)。 体格もガッチリしてきたように思えます。 親離れ、子離れも近そうです。

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2004年9月26日 親子4羽の最後の日になりました。親離れの日(生後4ヶ月)

大きくなった子供達は、人間で例えると高校生くらいでしょうか。 お母さんコーチンは、子供達に生きる術を教えました。 そして、大きくなった3羽が自分達だけで生きてけると、母は確信したのでしょう。 子供達の自立のためにも、心を鬼にして別れる決心をしたお母さんです。子供たちと別れ、父コーチンが待つ母屋小屋に帰りました。 母は、子供達と4ヶ月間過ごした家に夕方になっても帰りません。

子供達はいつもと違うお母さんに戸惑っていました。 お母さんの後をついて行き、母屋小屋へ行きます。 お母さんに追い返されました。 自分の後を付いて来た3羽の子を突く母は、「お前達は自分の家に帰りなさい!もうお母さんの事は忘れて3羽でやっていくんだよ!もうお母さんに近付いてはダメ・・・。寄ってきたら突付いて追い払うからね!」と言っているように見えました。

この日を境に、親子の縁を切ったようです。 ほかの大人コッコに突付かれても、以前のように追い払って守ってくれません。 そればかりか、餌を食べに来た子供達を威嚇して追い払おうとさえします。

ちょっぴり寂しいですが、これが自然界の掟なのかも知れませんね・・・。 こうして、突然の“親離れ・子離れ”が訪れたのでした。

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2004年10月24日 母と別れた1ヵ月後、それぞれの道を歩む(生後5ヶ月)

自分達が親離れしなければならないこと、そしてお母さんから冷たくされることを、本能として分かっていたのでしょう。 あれから3羽の子供達は、お母さんコーチンを頼らずにちゃんと生活をしています。 偉いね〜。 幾つかのルールがあって、例えば、大人達のあとにご飯を食べなければなりません。 さもないと、怒られてしまいます。 チビだった頃にはお母さんコーチンが守ってくれましたが、今では母からも怒られてしまうのです。 お散歩や砂浴びも大人グループから距離をおく必要があります。 序列が低い若鶏として、厳しい鶏社会のルールがあるのでしょうね。 ライオンの序列社会に似ていると思いました。

夜になると3兄弟は、母と暮らした子育て小屋で寝ています。 長男・長女・次男(末っ子)の順番に座って寝ますよ。 雌鶏が真ん中に寝るのは、兄弟喧嘩しないように考えての事でしょうか? その長女は、少しずつ母や父が暮らす母屋小屋へ足を運ぶようになりました。 どうやら大人グループに加わって共同生活したいようです。 夕方になると、鶏小屋の中を覗き込み「仲間に入れて!」という表情をしていますよ。 しかし、大人コーチン5羽の許可を貰えず、入り口でツンツンと突かれて追い返されてしまいます。 今後、どうなるのか心配ですね・・・。

お母さんコーチンと別れたあと、私は3兄弟を狙う外敵を心配していました。 しかし、その必要はありませんでした。 “もう離れても大丈夫!”と、お母さんからお墨付きを貰った2羽の雄鶏は、大きく立派に成長しましたよ(写真)。 体格もさる事ながら、外敵を追い払ったり、逃れる術を身に付けています。

2005年3月 長女との別れ。「喧嘩しないで仲良くしてね!」(生後10ヶ月)

子供達だけの生活が続きました。冬が終わり、3月になって春がやって来ましたよ。 長女コーチンは、6ヶ月目を過ぎた12月から卵を産み始めました。 そして、大人達よりも早くに巣篭もりも始めました。 この長女の巣篭もりに合わせ、共同生活を大人達から許されましたよ。 そのような経緯で、現在、母屋小屋で暮らしています。大人グループでの序列は一番低く、ご飯の順番が一番最後ですが、一緒にいても酷く怒られることはありません。

その一方で、長男と末っ子の雄鶏どうしは、子育て小屋に暮らします。 長女と別れてから、兄弟喧嘩が1度起こりました。 大喧嘩だったのだけど(苦笑)、その後は仲良くしていますよ。 どこに行くにも2羽で行動しています。仲良く身を寄せ合って寝る姿は、微笑ましいですね(笑)。

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