“ニワトリヌカカ”は鶏を吸血する小さな蚊

南関東にある“こーちんの庭”のニワトリ達は、4種類の害虫に悩まされています。 ニワトリを刺して吸血する“トリサシダニ”、“ワクモ”、“ニワトリヌカカ”と、お腹の中に寄生して栄養をとる“ニワトリ回虫”です。 何れも直ちにニワトリの生命を脅かす害虫ではありません。 しかしながら、痒さがストレスになったり、栄養を取られて貧血になったりしますから好ましくないでしょう(苦笑)。 根気よく対処しなければならないものもありますが、身近で入手できる殺虫剤や薬草で駆除できます。 害虫の被害が大きくならないうちに対処しましょう。

ニワトリに害を与える吸血虫や寄生虫は、早期発見が大事です。 早期発見&早期対策(駆除)を行えば、被害を最小限に抑えられます。 ちなみに、冒頭に「直ちに生命を脅かすことはない」と記しましたが、もともと病気や高齢で弱っているニワトリには致命的になり得ます。 弱っているからこそ、運動能力が低下して害虫被害に遭いやすいとも言えますね。 元気なニワトリでも、寄生虫を放置して数が増えてしまうと命に関わるから要注意です。

広い行動範囲から駆除が困難な害虫(吸血被害)は、“ニワトリヌカカ”です。 主に鶏を刺すニワトリヌカカは、人間を刺すヤブ蚊と同じ季節に発生します。 南関東のこーちんの庭は、6月から9月に吸血被害が集中しますよ。 夏季だけの発生で、ニワトリヌカカは寒い冬季に姿を消します。

体長2mm以下のニワトリヌカカの外見は、ショウジョウバエに似ています。 食卓やバナナに集まる“ゴマのハエ”とソックリです。 ニワトリヌカカの存在を知らない方には、ショウジョウバエ(ゴマのハエ)に見えているかも知れません。 その対策は、人間を刺すヤブ蚊と同じです。 殺虫スプレーやペット向け蚊取り線香を使うといいでしょう。 しかしながら、人間のヤブ蚊と同じく無尽蔵に襲来します(笑)。 完全駆除が難しく、“ペット向け蚊取り線香で寄せ付けない”こと、“朝、ニワトリが出て行った寝床に殺虫スプレーを噴霧する”ことが、その場しのぎですが対策になります。

ニワトリヌカカは小さい蚊
(ニワトリヌカカは、ショウジョウバエよりも小さいくらいの鶏を刺す蚊)
鶏小屋の血痕はニワトリヌカカ被害のサイン
(鶏小屋や寝床についた血痕は、ニワトリヌカカの吸血被害を疑うチェックポイント)
ニワトリヌカカを蚊取り線香で追い払う
(蚊の発生する夏季、コッコの寝床周りにペット向け蚊取り線香を使うと良い) ニワトリヌカカを殺虫スプレーで駆除
(夏季、コッコの起床後の寝床周りに残るニワトリヌカカに噴霧する殺虫スプレー)

ニワトリヌカカの対処方法・駆除方法

ニワトリヌカカは、体長2mm未満の小さな蚊です。 主にニワトリを刺す蚊で、滅多に人を刺しません。 人を刺すヤブ蚊と同じく、ドブや田んぼ、水溜りから無尽蔵に発生しニワトリを狙って集まるのでしょう。 空中を飛び行動範囲が広く、無尽蔵だから完全駆除は不可能です。 南関東だと、早ければ4月にニワトリヌカカが発生し、10月くらいまで続きます。 しかしながら、ニワトリヌカカの発生は、夏季がメインです。 6月から9月頃までが吸血被害のピークですね。 人を刺すか否かの違いだけで、ヤブ蚊の発生時期と似ています。

夕方、ニワトリが寝床に入ると同時にニワトリヌカカが集まります。 そして、夜間にたっぷりと血を吸って重くなった飛べないニワトリヌカカを、朝に鶏の寝床の周りで見付けられるはず。 朝に寝床周りで飛べなくなったニワトリヌカカを見付けられれば、吸血被害は確実です。 ニワトリヌカカはとても小さく、ショウジョウバエに似ています。 寝床周りにいるニワトリヌカカを映した下の映像を見て頂くと分かりやすいでしょう。 その他には、吸血中や直後のニワトリヌカカをニワトリが羽繕いで潰してできる血痕の有無も吸血被害のチェックポイントになります。

ニワトリヌカカの対策と駆除方法は、人間を刺すヤブ蚊と同じです。 ニワトリの寝床付近にペット用蚊取り線香を焚くといいでしょう。 その際、ニワトリに蹴飛ばされて火事にならぬようケースに入れたり、ニワトリが触れられない場所への設置、壁に吊るすなどして下さい。 火事の心配がない忌避剤、乾電池で薬剤を揮発させる電子式蚊取り線香を使っても良いでしょう。

たくさんのニワトリヌカカがニワトリを狙って集まった場合は、殺虫スプレーを使います。 我が家では、2〜3日毎に殺虫スプレーを寝床周りに噴霧して一定数を駆除しますよ。 コッコ達に掛かると健康に良くないから、朝に寝床からニワトリ達が出た後に殺虫スプレーを噴射するといいです。 噴射後には10匹、多い日だと20匹くらいのニワトリヌカカが落ちてきますから、相当な数が集まっているのでしょう(苦笑)。 ニワトリヌカカは、蚊やハエ用の殺虫スプレーで簡単に駆除できます。 写真を掲載したような1本200円ほどの殺虫スプレーを使うといいです。

1、ニワトリヌカカは、水田などから無尽蔵に発生するから根絶は難しい
2、関東だと4月〜10月頃にニワトリヌカカが発生する(ピークは夏季)
3、体長は2mm以下、幅が0.5mm以下だから網戸も簡単にすり抜ける
4、鶏のロイコチトゾーン病を媒介することがある
5、夜間、ニワトリヌカカは鶏を吸血しようと寝床に集まる
6、朝、吸血して重くなったニワトリヌカカは、飛べずに残っていることがある
7、夜間、吸血に痒さで羽繕いをして潰されるニワトリヌカカもいる
8、ニワトリヌカカへの対策は、人間を刺すヤブ蚊と同じ方法でよい
9、夜間、ニワトリの寝床周りにペット用蚊取り線香を焚いてやる
10、朝、ニワトリの起床後に残っているニワトリヌカカを殺虫スプレーで駆除する

下記は、寝床からニワトリ達が出た後に殺虫スプレーを噴霧する映像です。 安価な殺虫スプレーに、多数のニワトリヌカカがノックアウトされるのが分かります。 ティッシュぺーパーで潰すと赤い血痕のようなものが広がるから、夜間にしっかりとニワトリを吸血した蚊なのでしょう。 朝になっても寝床周りに集まったままのニワトリヌカカを、映像のように殺虫スプレーで駆除すると良いです。


YouTube動画“ニワトリヌカカの駆除〜蚊が潜伏する寝床周りに殺虫スプレー〜 ”
次のURLです:https://youtu.be/OeK1k-kYOPI
朝、ニワトリの起床後に寝床周りに残るニワトリヌカカを殺虫スプレーで駆除する

ニワトリヌカカの生態【Web検索】

Web検索して得られたニワトリヌカカ情報を箇条書きにしました。 真偽不明の情報もあるかも知れませんが、ニワトリヌカカの習性について大よそ分かると思います。 人が刺されると猛烈に痒いという話は怖いですね。 夏季、蚊に刺されて腫れた痕が1週間経ってもジクジクして痒いことが何度かありました。 もしかしたら、私もニワトリヌカカに刺されていたのかも知れません(苦笑)。 それから、“ロイコチトゾーン病”を媒介するニワトリヌカカですが、刺されたニワトリが必ずロイコチトゾーン病になるということではないのでしょう。 夏季になると毎日のように刺されている我が家のコッコ達は、そのような病気に罹ったことがありません。 刺されないのが一番ですが、発病はとても低確率だと思います。

・ニワトリヌカカは人も吸血するが、夜間にニワトリを特に好んで吸血する
・人が刺されると、直後より数日経過してからの痒みが激しいといわれている
・ニワトリヌカカは気温16度以上で発生し、4月から10月まで吸血被害が続く
・吸血被害のピークは、夏季の7月〜8月である
・鶏のロイコチトゾーン病(マラリアと同じく原虫の仲間)を媒介する

・ロイコチトゾーン病は、人間に感染しない
・体長は1mm〜1.8mm、体の幅が0.5mm以下だから1mm幅の網戸を簡単にすり抜ける
・涼しい季節に発生したニワトリヌカカは、体長が2mm近くに大型化する(暑い季節に小型化)
・体長が5mm前後の人を刺す蚊と比べると、ニワトリヌカカは1/3ほどの大きさである
・駆除は市販される殺虫スプレーが有効、人間には(衣服や皮膚に散布する)虫除け剤が効く

・「ペット用アースノーマットを夜間に使用すと効果がある」との情報もある
・発生源は水田などであり、広大な発生源への幼虫(ボウフラ)駆除は非常に困難である
・発生源への幼虫駆除が難しいことから、対策は飛来する成虫を防ぐことが重要である
・鶏小屋の開口部に網戸を設置し、その網戸に殺虫剤を噴霧して寄せ付けない方法がある

【トリサシダニ】鶏のお尻や羽毛に寄生

もっともポピュラーな鶏の寄生虫は、トリサシダニです。 お尻周りの羽毛にコロニーを作ります。 砂浴びや日光浴で自力駆除できるけど、体力の弱った高齢コッコや病気のニワトリの場合、トリサシダニが増えて重度になることがあります。

鶏を吸血する寄生虫トリサシダニ、殺虫駆除と対策

【ワクモ】鶏小屋に巣食うダニ

トリサシダニと同じダニの仲間だけど、ニワトリの身体に直接寄生しません。 夜間に吸血する時だけ、ニワトリに移ります。 昼間、鶏小屋や産箱に作った巣(コロニー)に隠れて過ごします。 駆除は、鶏小屋を丸ごと洗浄する必要があり、隙間に隠れるから根気が要ります。

ニワトリを吸血するワクモの殺虫駆除(鶏小屋)

【鶏回虫】ニワトリの胃腸に寄生

鶏回虫は、ニワトリの体内に寄生します。 人間の回虫と同じく、ニワトリの胃腸に寄生して養分を摂りますよ。 回虫駆除には、人間にも効くヨモギを食べさせるといいでしょう。 昔から使われる虫下し薬もヨモギから抽出した成分ですから、効果は間違いありません。

ヨモギを食べさせ鶏回虫(線虫)を駆除

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