炊飯したご飯、茹でた麺類、パン

ニワトリは、クチバシで突いて飲み込んだ食事を、喉の下にある消化器官“そのう”に溜めます。 鵜飼いの鵜が採った川魚を喉の奥に溜めおく場所も“そのう”ですよ。 野鳥の母鳥が巣で待つ雛に餌を採って溜めておくのも“そのう”です。 巣に戻った母鳥は、子供に“そのう”から餌を吐き出して食べさせてやります。

食べ物は、“そのう”から少しずつ“前胃”に送られ、そのあとに“砂のう”という(焼き鳥の)“砂肝”に当たる消化器官に送られます。 ニワトリの1番目の消化器官“そのう”を満たす体液(胃酸のようなもの?)は、人間の胃酸と比べると弱いそうです。 胃酸が弱いことから殺菌能力も弱く、細菌が繁殖してカビや食物の腐敗を起こしやすいとのこと。 そのうに溜めた食べ物が腐敗して炎症を起こす病気は、“そのう炎”と呼ばれます。 そのう炎に掛かったニワトリは、食欲不振になり元気をなくして体重が減ってしまいます。 食事を十分に摂れなくなるから、衰弱してしまいますよ。

そのう炎を起こす食べ物は、炊飯したご飯、茹でた麺類、パンなどです。 加熱調理したデンプン質は、胃酸が弱い鳥類には消化しきれなく、そのうで腐敗しやすくなるからです。 玄米や小麦、トウモロコシのように硬い実のままなら問題ありませんが、茹でたり、炊飯したり、蒸かした食物を避けましょう。

そのう炎の見分け方は、喉の下(胸上部)に硬い食べ物の塊があるか否かです。 たっぷりご飯を食べたあとの健康なニワトリには、直径約5cmのカチカチの塊があるはずですよ。 感触を知るのに、健康な食後のニワトリを触ってみるといいです。 そのう炎になったニワトリは、カチカチに硬いはずのそのうがフニャフニャです。 お粥がビニール袋に入っている感触に似ていますね。 あるいは、食欲不振によって“何もない”状態かも知れません。 もう1つのサインは、“あくび”です。 そのう炎のニワトリは、あくびが多くなりますよ。

ニワトリは、パンや麺類が好きです。 ごく稀に嗜好品として少量与えるならいいのですが、頻繁に与えていて食欲不振に陥っているなら“そのう炎”の疑いがあります。 食事内容を見直すといいでしょう。

ネギ(玉ねぎ)、ニンニク、ニラ

ネギ類には、“アリルプロピルジスルファイド”という鳥類の赤血球を破壊して溶血性貧血を起こす成分が含まれるそうです。 よく言われる“玉ねぎ中毒”ですね。 ネギ類は、犬猫と同じく駄目な食べ物ですよ。 加熱しても駄目とのこと・・・。 ネギや玉ねぎについては、「与えない方がいいだろうな」と思っていた私ですが、滋養強壮効果に体力の回復を期待して、夏季に“庭にニンニクを栽培”をしました。 そして、“ニンニクヨーグルト”を作ってあげた事もありました。 幸いにも不調にならなかったのは、植えたニンニクの葉っぱだけを食べたり、与えたのが体格と比べて少量だったからなのでしょう。 今後は与えないようにします。

ジャガイモ

人間にも“芽”が腹痛を起こす“毒”といわれるジャガイモですが、他の動物や鳥類にも毒なので与えないようにしましょう。 因みに、“ソラニン”という成分が有害です。 「芽や緑の部分を除外すれば、与えても問題ない」との記述もありましたが、念のため、避けた方が良いかも知れませんね。

カフェインやタンニンを含む食べ物や飲み物

“コーヒー”や“チョコレート類”は、鳥類に猛毒なカフェインやタンニンを含むから絶対に食べさせてはいけません。 鳥類の循環器や中枢神経にダメージを与えて、死亡してしまうこともあるそうです・・・。 これらは、犬猫にも“毒”のようです。 チョコレートは、分解する能力がある人間には美味しい食べ物だけど、多くの動物には猛毒になってしまうようです。

ホウレンソウ

シュウ酸を含むホウレンソウは、カルシウムの吸収を阻害するから有害です。 何となく「茹でないとアクが強くて毒かも?」と、生食だと人間にも害がありそうなホウレンソウです。 鳥類に限らず、他の動物へも与えるべきではないのでしょう。

キャベツ

ホウレンソウと同じくシュウ酸を含み、カルシウムの吸収を阻害する食べ物です。 そして、ニワトリにとって腫瘍誘発物質を含むかも知れないので、与えない方がよいでしょう。 キャベツについては、Webに「与えてもよい」「害がある」の相反する情報があり、いまいち真相が分かりません(笑)。 しかしながら、他にも野菜はたくさんあるのだから、取りあえずキャベツを避けておけば良いのでしょう。

アボカド

“ペルシン”という成分が、人間以外の動物や鳥類に“猛毒”になるそうです。 果実にも葉にも含まれるそうで、アボガドの全ての部分が有害になりますよ。 Webで調べると「インコがアボカドを食べると半日〜1日間で呼吸困難を起こして死んでしまう」そうです。 手の施しようもなく死なせる“猛毒”なので、アボカドは“要注意”な食べ物ですよ・・・。

私はアボガドの種を発芽させ、軒下で観葉植物にしています。 コッコ達が突いて葉を食べようとしたことが1度もないから、本能で「食べられない」と知っているのでしょう。 あるいは、葉っぱを少し突いて「これは不味い!食べちゃダメだ!」と学習したのかも知れません(笑)。

バラ科植物の種:リンゴや桃、サクランボの種

インコについてWebで調べると「バラ科の植物の種が有害かも知れない」「青酸化合物を含み呼吸困難と痙攣を起こす」との記述がありました。 同じ鳥類のニワトリにも与えるべきではない食べ物かも知れません。

モロヘイヤ

種に含まれる“ストロファンチジン”という成分が、鳥にとって猛毒になります。 食べると中毒症状を起こし、最悪の場合には命を落とすこともあるそうです。

生姜(ショウガ)、ゴボウ

肝臓と腎臓に負担をかける成分を含むそうです(インコ向けの情報)。 ニワトリにも与えない方が良いのかも知れませんね。

アルコール(お酒)

ニワトリに与える方はいないと思いますが、アルコールは人間の肝臓にも負担をかける“毒”といえます。 鳥類や人間以外の動物には与えるべきではないアルコールですが、人間には“ほどほど”なら循環器系やストレス(気分)を和らげる効能もあるのでしょう(笑)。

毒を持つ草花:スイセン、彼岸花、朝顔、昼顔・・・

我が家のニワトリが暮らす庭にも自生する“毒を持つ草花”です。 ニワトリは本能から“毒草”を知っているようで、突いたり食べたりしませんよ。 本人達が口を付けないから問題ないと思いますが、知っておいて損はありませんね。

これら名前を挙げた以外にも、たくさんの毒草があるようです。 ニワトリは本能から毒草を食べないと思うので、普段から「どの草が好物か」「あの草を食べたことがない」を観察しましょう。 草を刈ってご馳走する時には、いつもコッコが食べている雑草を与えると良いですよ。

それから雑草について最後に1つ・・・。 我が家では“ドクダミ”や虫下しに“ヨモギ”をニワトリに食べさせることがあります。 何れもパクパクと美味しそうに食べますが、“薬効”がある植物だから頻繁に与えるのは問題があるかも知れません。 体によい物でも、食べすぎには注意ですね。 ヨモギに含まれる“サントニン”には、人間の寄生虫を下す効果もありますが、大量の摂取が肝臓にダメージを与えると言われています。 ほどほどに与えましょう。

ニワトリに、乳製品は有害?

本Webページを製作する際、同じ鳥類としてペットとして認知され、情報がたくさんある“インコ”を参考に「ダメな食べ物」を調べました。 その結果、牛乳は、インコにとって消化できない飲み物のようです。 「練乳、チーズ、ヨーグルトなどは鳥に害になる」「牛乳は駄目で、ヨーグルトは良い」との記述もありましたよ。

ヨーグルルトについては、我が家のニワトリ達に“納豆ヨーグルト”をずっと食べさせています。 コッコ仲間には、納豆ヨーグルトを食べさせて8歳や9歳まで名古屋コーチン雌鶏さんを飼育した方がいました(ご長寿コッコ!)。 「インコにとっては害で、ニワトリには良い」「鳥類は牛乳だけが駄目」が正しいのか否か分かりませんが、ずっと食べさせてきた実感として“ヨーグルトはニワトリに安全”と思っています。 しかしながら、“食べ過ぎ”は、どんな食べ物についても良くありませんね。 我が家では、納豆ヨーグルトのご馳走を週に1回にしていますよ。 ほどほどにしておきましょう。

塩分は有害?

食品添加物に含まれる塩分は、人間にも高血圧や成人病の元になる“毒”ですね・・・。 しかし、生物には塩分も必要で、過剰摂取が悪いだけです。 インコ情報をWebで調べると「人間向け食べ物に含まれる塩はダメ」「塩土をときどき突かせて摂取させる」と賛否両論でした。 飼料や地面を突いて摂取する塩分で十分か否か分かりませんが、塩を添加したピーナツなどを頻繁に与えるのは害がありそうですね。 しかし、ときどきなら、適量の塩分摂取の範囲なのでしょう。

誤って食べるゴムや発泡スチロール、プラスチック片、ビニール、ガラス片・・・

ニワトリを飼うようになり知った事ですが、輪ゴムと発砲スチロールが大好きです(苦笑)。 輪ゴムは、好物のミミズと間違えているのかも知れません。 そして発砲スチロールの箱を見付けると、全員でツンツンして食べ始めるのです・・・。 弾力ある食感が心地よいのでしょうか? 何れもニワトリに有害だから、届く場所に置かないで下さい。 その他には、ビニールの切れ端やプラスチック片、ガラス片をツンツンすることがあるから要注意ですよ。 人の幼児と同様に「口に入る危険な物を置かない」を徹底しましょう。

除草剤、殺虫剤、農薬などの毒物

放し飼いの場合では、庭に使用する除草剤や害虫駆除の殺虫剤に注意しましょう。 野菜や果物を与える際、人間と同様に残留農薬に気をつけます。

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